バイオトロン襲撃
Assault on project biotronバイオトロン襲撃 1
南の島に浮かぶヒューゴー重工ミロス島ラボで、ロボット工学の権威、淀川博士が機密プログラムが記録されたデータCDを破棄、行方をくらませた。淀川は自らの手で開発したES細胞とのハイブリッドで構築されたAI「EOS」から、一部を取り除いて外部操作での運用可能化したOS「simEOS」を、施設内のサーバーに独自の"抗原プログラム"を偽装化して仕掛け、破壊した。simEOSベースで開発が進んでいた人型ロボット兵のプロトタイプ「バイオトロン・イブ」は、腕部βパーツの取り付けが未完了の状態であった。simEOSの修築には3年程度が必要と、トーマス開発部長から説明されて、ヒューゴー重工副社長ジェイソンは焦燥する。 だが、デバイスチェックのため、傘下のローテック製薬にデータCDが1枚、貸し出されていたことが判明、そのCDの回収を巡ってライバル社からの産業スパイ、謎の諜報屋、テロ集団が争奪を開始する…。